社会福祉士

■社会福祉士とは
 社会福祉士とは、福祉・介護分野における「国家資格」であり、介護福祉士や精神保健福祉士と共に「三福祉士」として社会的に認知されている資格です。介護福祉士がどちらかといえば、日々の生活における不自由な部分を、要介護者と一緒に乗り越えていく現場作業中心のイメージが強い中、社会福祉士は、相談や援助などの計画的な部分や、家族との対応などを含めた各施設等のマネジメント部分を支える資格という分け方もできます。

 

なお、社会福祉士を指して、ソーシャルワーカーと呼ぶこともあります。社会福祉士は、身体・精神に関わる障害をお持ちの方々に対して、行政・司法などの福祉全分野に関わるサポートを行うジェネリック・ソーシャルワーカーとの位置付けがされています。

 

■受験の注意点
 社会福祉士は、基本的に誰でもが簡単に受験できる試験ではありません。大学などに代表される指定養成機関で、決められた科目数を履修し、卒業した後、ようやく国家試験の受験資格が得られます。福祉・医療分野では、医師や看護師などと同様に、非常に勉強量も多く、しっかりとした対策を取らない限り、安易に合格は出来ない試験です。

 

 その理由としては、2006年以降の介護保険法改正により、「地域包括支援センター」(市町村レベルの中学校単位の地区)など配置義務が設けられた施設があり、社会的な責任も増えていることが挙げられます。また、要介護者のみならず、その家族など周囲の方々への説明能力など、広い知識が求められるために、試験内容が高度だと言えます。

 

■転職での注意点
 社会福祉士での転職となると、施設の中のマネジメント部分を担う機会が増えると言えます。そのため、当然に待遇面(給与等)など条件は良い状態で求人が出ると予想されますが、反面、ハードルが高くなります。転職者ともなれば、経験=実務経歴、資格、コネクションなど様々な部分で評価の対象になると思って下さい。ライバルは、ある程度の経歴を持つ管理職経験者などが押し寄せる可能性もあり、転職希望者の方は、広くその求人企業の状況を分析して、応募して下さい。
■試験情報
・合格率:18.8%(2013年度)
・試験日等:例年1月下旬
・受験料:7,540円
・問い合わせ先
 公益財団法人社会福祉振興・試験センター
 東京都渋谷区渋谷1-5-6
 TEL:03-3486-7559
 http://www.sssc.or.jp/