手話通訳士

ここで、少し他の介護資格とは違う視点で、業務に活躍できる資格をご紹介します。
■手話通訳士とは
 手話通訳士は、聴覚障害者と健聴者との意思疎通を手助けする、通訳・翻訳者の専門スキルを持った方です。活躍場所は、聴覚障害者の方が手助けを求めるケースによりますが、地方自治体をはじめとする公的機関、学校関係、病院や介護施設関係などが代表的と言えます。他にはTV放送での手話通訳というものも含め、企業の会議、マスコミなどの記者会見、講演会など、露出の多い仕事も増えています。今後、聴覚障害者の活躍をサポートすることが、ますます増えていくことが予想される中、専門家が求められている職業と言えます。
■受験の注意点
 試験については、知識や技術を身に付ける方法はいくつもあります。代表的な方法としては、国立障害者リハビリテーションセンターなどに代表される養成機関で学ぶことや、それ以外では手話の勉強会として地域のサークルやボランティアの集い、地区講習会などに通い、レベルを高めていくことです。書店の手話教材も充実していますが、何より大切なのは実戦での手話スキルを高めることでしょう。
試験は学科と実技があります。
学科:障害者福祉の基礎知識/聴覚障害者に関する基礎知識/手話通訳のあり方/国語
実技:聞き取り通訳(音声出題を手話で解答)/読み取り通訳(手話出題を口頭で解答)
手話通訳士は、通訳の試験ということを忘れず、正確に相手の意思を理解し、相手と意見のキャッチボールするためには、かなりの経験を積む必要があります。
■転職の注意点
 有資格者が、そのまま専業の手話通訳士として活躍しているか、と言われると、実はかなり疑問です。実態としては福祉施設などでのボランティアなどでその専門性を活かす方が多いのではないでしょうか。近年は専門家が少ないということもあり、自治体レベルの公的機関などでの採用も増えてきましたが、まだまだ求人は少ないと言えます。
■試験情報
・合格率:11.1%(2013年度)
・試験日等:例年10月下旬
・受験料:18,000円
・問い合わせ先

 社会福祉法人・聴力障害者情報文化センター 公益支援部門
 東京都目黒区五本木1-8-3
 TEL:03-6833-5001
 http://www.jyoubun-center.or.jp/